MUJIの方は、考えあぐねて捻り出したようなアイディアはおそらく通用しないだろうし、将来的にMUJI的な規模でのモノヅクリをやっていこうとは思っていない(というか出来ない)からです。
規模の経済という土俵は、我々のビジョンにあまりにもフィットしません。もちろん、良品計画という会社がすすめているものづくりや社会貢献には強く共感する部分が多いですし、ある種あこがれてます。審査員の方々も尊敬する人ばかりです。
タイミングがあえば是非トライしたかったのですが…Midtown awardの課題が魅力的過ぎました。
というわけで、「日本のあたらしいおみやげ」を考えています。
MUJIも半端じゃなく難しいテーマでしたが、ミッドタウンもやっぱり半端じゃなく難しいテーマだなあと実感してます。日本を知った上で、日本を知らせるプロダクトでなければならないからです。
10年以上前、実家の青森でホームステイしていたアメリカ人と私の父とのやり取りを思い出しました。
そのアメリカ人は、日本の文化をとてもよく勉強していて、「わび・さび」などの美意識とは何かというところまで研究が及んでいました。
それに対して父は、「侘びとは何か、寂びとは何かと聞かれて、スッと答えられない。日本人として本当に恥ずかしいことだ」というようなことを言っていました。
たしかに、すぐ言葉にして伝えられない歯がゆさを感じて当然だとは思いますが、そういう歯がゆさも「わび・さび」の精神からくるものなんじゃないか…なんて最近思います。…難しい。
lcmの相方、(Y)が買った「日本を知る105章」という本をちらちら見てます。白州正子や田中一光の文章が、転載の形でたくさん載ってます。とっても勉強になる本です。
母から借りてる茶の湯系の本もちらちらみてます。
もっと勉強しなくちゃーっ
(A)
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