2008年9月17日水曜日

歌舞伎鑑賞

 
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先週の土曜日、上京していた両親が歌舞伎に連れて行ってくれました。

東銀座の歌舞伎座です。
外観だけは見たことありましたが、中に入るのは初めて。


歌舞伎といえば、日本の文化の代表みたいな認識をされているはずですが、実際に見たことがある人がどれだけいるんでしょう。

ご他聞にもれず、私自身「いずれ見たいなぁ」なんて思っていながら機会を今まで作れませんでした。


歌舞伎座へ向かう前に、築地で朝ごはん。
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こんな電動車がおびただしい数びゅんびゅん走っていてカルチャーショック。
逆に未来に来たような感覚でした。


汚いですが、食べかけ写真。
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朝から天丼食べました。

両親は握り寿司とばら寿司を頼んでましたが二人とも半分ほどしか手をつけず、全部私が頂きました。
朝から贅沢な食べ物でおなかパンパン感無量でした。




歌舞伎座外観。

外観と内装のギャップが少し残念な気がしましたが、それも文化の一つということでしょう。

 
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お昼休憩の30分以内に食べなければいけない料理。

朝食が消化しきれていなかったため、泣く泣く食べきることが出来ませんでした。
食事は残さないのがポリシーなんですが。


閉幕後の客席から。
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一番上のパンフレットを見るとわかるとおり、染五郎、吉右衛門、玉三郎がそれぞれ主役の三本立てでした。
超豪華な顔ぶれの演目三本、あわせて5時間見ていたわけです。

両親にはもうしわけなかったですが、正直ところどころ寝てしまいました。

しかし、居眠りを差し引いても素晴らしさはわかりました。
単純に面白い、笑える面もあり、芸術的にみてもすごい。
日本人として普通に知っているはずのものが、実際に見てみるとめちゃくちゃにユニークで不思議なものに見えるのです。うまく言えないですが。


もっと勉強して、もう一度観たいと思えたんです。
次は勧進帳がみてみたいなぁーなんて。勘三郎もいいなぁーとか。


…しかし。

唯一日本人としてもデザイナーとしても、怒りをもって否定したい部分がありました。

それは、私が座っていた客席の椅子です。めっちゃくちゃに居心地が悪いんです。
正直具合が悪くなるほど。体に合う合わないとかのレベルではありません。

空調がきいていないとか、酸素が薄い、席が異常に狭い(間口約40センチ)とか、色々原因はあるとおもいますが…。
一番の原因は、人間工学を無視した椅子の設計だと思います。骨盤を支える形状の椅子であれば、多少狭くても疲労を感じません。

こんな居心地の悪い椅子では、せっかくの歌舞伎が台無しです。ましてや海外からもお客さんがたくさん来ているというのに…。

席にはランクがあって値段もそれ相応なんですが…全ての椅子を五時間座ることを想定して設置するべきだと思うんです。安い分の狭さは納得できますが。


まー不満はこれくらいにして。



日本の文化が抱える課題も良さも、丸ごと感じ取ることができました。両親に感謝です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

写真だけでお腹いっぱいになりますね~いいなぁ~

以前、国立劇場で歌舞伎を見ました。一応予習して行ったんですけど、それでも、哀しいかなよくわかんなかったです。。でも舞台装置やら衣装やら、あの迫力。感動することは多々あり、いい経験、きっかけになりました。

留学生の友人達と一緒でしたが、NYでも公演されてるような、もっと激しい歌舞伎を期待してたみたいで。言語のこともあり、少し、残念そうでしたが、beautifulだねって口を揃えてました。言語は違えど、やっぱりアートは世界共通ですね~

ちなみに、私たち一行が一番興奮してたのは舞台裏の見学中、廻り舞台に立った瞬間でした。意外に速い~!!って。笑いやぁ~あんな機会ないですからね。
一番不評だったのはご指摘の通り、椅子の座り心地でした。

以上!長々と失礼しましたぁ。

(A)Takehiro Awaji さんのコメント...

コメントありがとう!!

たしかに、イヤホンで翻訳が聞けてもなかなかわかりにくい部分はあるだろうね~。
でも美しさは伝わっていたとのこと、安心しました。

にしても、国立劇場もすわり心地わるかった!?
なんてこった…まあ歌舞伎座は下町文化だからまだしょうがないとしても、さすがに国立劇場はまずいよね。。
教えてくれてありがとう!

またこれからもコメントよろしくどうぞ。